第1位、産休&育休がない。
将来、子どもを産み育てたい人にとって、「産休&育休」がないのは、結構しんどい事だと思う。産休は産前休業、産後休業のことを言い、出産予定日の6週間前(双子以上の場合は14週間前)から「産前休業」、出産後8週間は「産後休業」を取得することができる。
★会社員★
産休中・育休中は基本的に給料が出ない(会社が育児制度を設けている場合はある)が、健康保険から「給料の3分の2相当額」が「出産手当金」として支払われ、また、雇用保険から「育児休業給付金」がもらえる。
★公務員★
産休は「特別休暇」とされ、基本的に給料が減額されたりすることはない。また、育休中は給料は無給になるが、共済組合から毎月手当金が支給される。
★自営業者やフリーランス★
育児給付金をもらうには雇用保険に加入している必要があり、雇用保険のない自営業者やフリーランスは制度の対象外となる。
割と真面目な私は、入庁して初年度から共済組合に加入し、出産に対する準備万端であったが、悲しくも相手がいなかったので、とうとう共済組合の手当金が活躍する事は無かった・・・(勿体無い)。
話が逸れたが、フリーランスになると、産休育休がないどころか、国民保険からは「出産手当金」も出ない。そして、出産後、契約先や取引先、クライアントが再度自分を使ってくれるかも分からない。
その点が、フリーランスになりたい女性にとっては心配の一つかもしれない。
ただ、言い換えると、自宅で仕事をしながら育児が出来る為、出産後は割と早い段階で復帰する事も可能だ。
私の場合は、ブランクが空くのが怖いのと、お金の悩みを増やしたくない為、出産後は早めに復帰して、徐々に出産前の状態に持っていくようにする予定だ。
無謀・・・?
第2位、社会的信用が低い。
これは公務員を辞めて、すぐに感じた事だ。まず、銀行に行って、お金を借りる事が出来ない。クレジットカードの審査も通らなかった。
フリーランスも2年目になると、クレジットカードの審査は通るようになったが、未だ銀行でローンが通るかは分からない。
やはり、公務員や会社員だと、背負っている看板があるので、その社会的信用の効果は大きいと感じる。
第3位、おしゃれをしなくなる。
これは完全に人によるかもしれないが、私は全くと言って良いほど、おしゃれをしなくなった。
フリーランスになったら、素敵なお部屋で好きなインテリアに囲まれながら、ティーを飲んで、キラキラネイルをして、髪を明るくして〜
などと思っていたが、そんな事はない。人に全く合わないので、部屋着のまま仕事をするなんて日常だ。公務員時代は、ジャケットに、髪もサラサラ〜、笑顔キラキラ〜としてたのに・・・。今は「ダサい」と言われる事が増えてきた・・・。
見かねた友人が、今日これから服を選んでくるという事なので、1年ぶりくらいにおしゃれ着を買ってこようと思う。
人はどこまでも強欲になれるものだが、その逆で、どこまでも欲が消え失せるのも事実だ。
第4位、安定していない。
公務員や会社員だと、「月○○円」と、給与が決まっており、待遇が良ければ、昇進&ボーナスもある。言わずもがな、フリーランスにはそんなものなど一切ない。
仕事が無ければ「月0円」は当たり前だし、頑張れば「月100万」も夢ではない。
ただ、それが”継続的に”続くかはまた、別の話である。
ただ、誰でも最初は思うように稼げないのは当たり前で、実績と信頼があれば、食べて行ける金額は稼げると思う。努力と運は必要かもしれないが。
個人的には、会社員に属しながら、副業するスタイルがリスクが低いのではないか、と感じている。
しかし、実際には何もあてがなく、後先考えずに仕事を辞める人もいる。そんな人は「絶対成功する」という気迫がすごい。
何かを得るには何かを捨てる事も時には必要だし、リスクを追わなけらば、それ相応のものは入らないとも感じている。
第5位、特にない。
フリーランスになって困った事を捻り出そうとしたが、実際、そんなにない。好きで選んだ仕事なので、そこまで不満があるわけでもない。
独立したばかりの頃は「来月生きていけるかな」と、未来に怯えていたが、今は「とりあえず何とかなる」と思っている。
人の心配は「お金」と「人間関係」がほとんどなので、その二つをクリアするには、どう動けば良いか、シンプルに考える事が大切だ。
会社の愚痴や不満を言っていないか。
ここまで書いてきて、やはり会社員や公務員は恵まれているとすごく感じる。それを「当たり前」だと思っていると、フリーランスになった時に、その差に愕然とするだろう。
ただ、その待遇に恵まれているとして、もしも業務後の飲み会で、会社の不満や愚痴が出るようなら、その場所を卒業する時なのかもしれない。
フリーランスとまでは行かなくとも、転職や留学など、環境を変えてみるだけで、行動が変わるからだ。
もちろん、今よりも成長できる場所、自分が必要とされる場所が良い。
人生一度きり、人生の主人公は自分だけだ。自分に嘘を付かず、人を憎まず、会社のせいにせず、違和感のない自由な人生を過ごしたいものだ。
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